
パシフィックで「留学準備プログラム」を受講したEMIさん(出発当時16歳)に、アメリカ留学出発前のインタビューを敢行しました。渡米直前の胸の内を赤裸々に語ってくれました。今回は、EMIさんの留学準備・手配を担当したアズ留学センターとの共同インタビューです。
※取材日: 2021/6/17(EMI = EMIさん, AZ = アズ留学センター, PACIFIC = 英会話のパシフィック)
留学のきっかけと、留学が決まるまで
AZ: すごい勇気ですよね。夏休みに短期で行くのとはわけが違いますから。
PACIFIC: 本当に。そもそも何で留学しようと思ったんですか。
EMI: なんか、小5か小6の時の担任の先生がすごくいい先生で、その先生の授業スタイルがすごく好きだったんです。授業も机を前向きじゃなくて丸く並べてして、生徒が意見を発表して、次に発表する人も生徒が決めてっていう。生徒が主体のクラスで、先生も褒め上手で。自分も含めてまわりの友達も学習意欲がどんどん上がって。けど、中学入ったら授業スタイルが本当になんか、みんな座って聞いてるだけみたいな。
PACIFIC: うん。先生対集団の、一方通行な感じ。
EMI: うん。そう。結構、意見を発表できるような授業でも、先生が答えを出しちゃう感じでそれも嫌で。高校の授業見学とか行ったりもしたんですけど、高校の授業も同じような感じだったから、このまま(日本で)進学するのも嫌だなと思って。
PACIFIC: そこでアメリカに行きたいと思ったのはどうしてですか?
EMI: 調べていくうちに魅力的に思って、なんかその、同調主義というよりは…
PACIFIC: 個人を尊重するみたいな?
EMI: はい。そういう人に私はなりたいと思って。
PACIFIC: うんうん。短期留学とか大学留学とかも選択肢はあったと思うけど、今「高校留学」だったんですか?
EMI: お母さんとかはやっぱり「大学の時期にしなさい」って言ったけど、やっぱり、中学・高校の時期って、結構自分の人格が決まるような時期だと思ったから。それに、目的もただ「体験したい」とかじゃなくて、数年間向こうで住んで、アメリカのことも知りたかったから、卒業までって感じで。
PACIFIC: 今の時期に自分の人格が形成されるって気づいてるあたりが素晴らしいですよね。普通は思わないと思う。
AZ: うん。自分で調べまくった?
EMI: はい。結構調べたかな。
PACIFIC: それでAZ留学センターに辿り着くわけですが、他にも色々回ったんですか?
EMI: 当初はお母さんが全然留学に賛成してくれてなかったから「自分でやりなさい」って言われて。それで自分で色々調べて留学エージェントの存在を知って、まずそこに相談したいってお母さんに言ったら、近くて一番信頼できそうだってお母さんが見つけてくれて、電話してって感じです。
PACIFIC: なるほど。僕が留学した時も自分で調べて、一人で名古屋の大手のエージェントさんとかも…
AZ: 行ったんですか?
PACIFIC: ひとりで、そう。まあ大学留学だったので、高校留学のEMIさんの勇気と比べたら全然。って、僕の話は良いんですけどね(笑)
AZ: お母さんは調べてはくれたんだよね?
EMI: はい。お母さん、反対してるとは言っても、留学っていうもの事体よく知らなかっただけというか。
PACIFC: うん。お母さん、すごく協力的だと思いますよ。それで留学準備に関してAZにお世話になるっていうことが決まったわけですね。
語学面での準備とスコアクリアまで
PACIFIC: それでうちの「留学準備プログラム」を選んでくれたんですけど、それはどういう経緯でですか?
EMI: 私その留学行くって決めた時に、英語のことがまず一番にきてなくて。留学へのモチベーションが、語学面ではなかったから。英語のこと全然考えてなかったんです。
PACIFIC: うんうん。
EMI: でも、高校留学のためにはやっぱ英語のテストを受けなくちゃいけないと言われて。元々英語が好きだったわけじゃないので。頑張んないとテスト受かんないくらいの英語力だったんで。で、自分で家で勉強するっていうのを考えたんですけど、勉強の仕方とか全然わかんなかったので。だから今まで習っていた習い事全部やめて、英会話に専念しようと思って。
PACIFIC: なんのテストを受けなきゃいけなかったんだっけ?最初に。
EMI: ELTiS
PACIFC: ELTiSですね。最初はELTiSの準備に向けて本当に頑張りましたよね。具体的にはどんな勉強をした?
EMI: 学校の休み時間にずっと単語を、ずっと覚えてたりとか。
PACIFIC: うん。
EMI: 家帰ってからも長文やったり。本当に勉強の仕方わかんなかったから。とりあえず、英語に触れる機会を増やしてはいたなって思う。なんか、時々授業中に内職したりとかもしてたし。ははは。
AZ&PACIFC:ははは。
EMI: 休み時間も一人で机で英語やってたりとか。YouTubeも英語のやつを見たりとか。
PACIFC: おお。
EMI: そんな感じ。あとはパシフィックで勉強のやり方とかを教えてもらえたので、それを実践したりとかしてました。
PACIFIC: そうですね。勉強法みたいなところはかなり教えたような気がします。で、それを忠実に実践してくれて。で、点数取れましたね。
EMI: はい。
PACIFIC: 良かったね。
EMI: はい!
PACIFIC: ELTiSのスコア達成以降はどんなことしてたっけ?
EMI: ELTiS受かるまで結構英語漬けだったんで、受かったから一回…
PACIFIC: ブレイク?
EMI: はい。量減って。
PACIFIC: でも英字新聞読んだりしてたよね。JAPAN TIMESとかの?
EMI: あ、そうです。
PACIFIC: そうそう。うちでも一応、時事トピックスを扱ったリスニングや読解もやってたんですけど、そういう時に「あ、これ英字新聞で読んだことあります」とか、結構ありました。
AZ:おー素晴らしい!
PACIFIC: うん。それくらい、英語だけじゃなくて、社会情勢とか、海外のこととかにも興味を持って知識を増やしていってた。
コロナでの出発延期とハイブリッド型留学
EMIさんはパシフィックで語学面の準備をする傍ら、出発前にオンラインで海外の学校の授業を取り始められる「ハイブリッド型留学」にも挑戦。コロナ禍で思うように準備が進められない時期もありましたが、ハイブリッド型留学をすることで時間を無駄にせず出発まで頑張ることができました。
※会話の中で登場するオンラインプログラムの詳細に関しては、アズ留学センターホームページ内「【出発!アメリカ高校留学】語学留学+高校留学 -卒業まで3年間 (高校生・Eさん)」をご参照ください。
EMI: 最初は中学卒業したらすぐ語学学校に行く予定だったんですけど、あんま上手く決まらなくて…
AZ: 一旦こっちで高校に入ったんだよね。
PACIFIC: 最初はどこに行く予定だったんですか?
EMI: (9月にアメリカで)高校が始まる前の半年くらい、イギリスの語学学校に行こうとしてて、紹介してもらってたんだけどコロナの関係で…
PACIFIC: ダメになっちゃった?
EMI: ダメになって、だからオンラインやるっていう風にした。
AZ: オンラインはどうでしたか?FLSとCuriousと、あとオンラインティーチャーズもやりましたね。
EMI: はい。一番初めてやったのがイギリスの先生。
AZ: オンラインティーチャーズですね。
EMI: そうです。スピーキングに関しては初めて伸びを感じたっていうか。
PACIFIC: おおー。
EMI: やっぱ学校の英会話の先生とかはネイティブだけど、生徒のためにゆっくり話してくれたりする。けどそのイギリスの先生、結構早口なとこがあったんで、それを聞き取ったっていうのがすごい嬉しかった。
PACIFIC: 確かあれは4週間のプログラムで1週目は僕も立ち会ってたんですけど、圧倒されたよね、結構ね。
AZ: 私も動画見させていただいて、あの先生の、かぶせる、かぶせるみたいな勢い。ははは。
EMI: はは。
PACIFIC: そうそう。
AZ: 現地の人特有だなって。よく頑張ったね。
PACIFIC: だけど次の週くらいにはペースつかんでたのかな?
EMI: だんだん。そう、回数重ねると。
PACIFIC: で、4週目にまた見させてもらったんですけど、もうその時はね、すごい上手にコミュニケーション取ってて。すごい吸収力だなって思った。
EMI: そのプログラムで英語に慣れてきたっていうのを感じて。で、次はフィリピンの先生とマンツーマンで。その時になんか、あんまり集中しなくても英語が聞き取れるようになって。
AZ&PACIFIC: おー。
EMI: だから、その先生と同じタイミングで笑えたりして。
AZ: うん。気持ちいい、それ。
EMI: そう。すごい楽しくて。で、その時には英語だけじゃなくて、向こうのフィリピンの文化とかも聞けたので。英語で文化の話をするっていうことができたりとか。あと普通に自分が抱えている悩みを先生が聞いてくださって。
PACIFIC: うん。パシフィックの通常レッスンをやっていてもあきらかにスピーキングが伸びてるっていうのを、そこの辺の時期にすごく実感して。
EMI: そうやっぱ、マンツーマンが一番伸びた。
PACIFIC: それまでずっとスピーキングが悩みだったもんね。聞き取れるし読解もできるし、言いたいこともあるのに、なかなかそれが言えませんって。
EMI: うん。今はFLSやってるんですけど、グループワークがあっていろんな人と話せています。いろんな国の人がいるし、いろんな理由で頑張ってる人達がいるから、そこで結構モチベーションもらえたりして。みんな自立した目標を持ってるので、そういうの知れて良いなと思ってます。
PACIFIC: 何人のクラスで、どんな国からきてるの?
EMI:うーん、10人以上 で、最初は日本、中国、タイ、だったんですけど、最近生徒が入れ替わったっていうか増えて、コロンビアの方の人とか。
PACIFIC: なんかその経験をさ、出発前にできたっていうのは大きいですよね。コロナによる産物というか。
AZ: そう、ほんとに。ただやっぱり、日本ってオンラインがなかなかこう進まないっていうか…
PACIFIC: 浸透しない?
AZ: うーん、他の国に比べても対面じゃないと留学しないっていうのは、やっぱ日本人が多いんじゃないかなと思いますね。でもやっぱりしっかり目的もってやればオンラインは非常に有効ということですね。
PACIFIC: うん。これを全部行ってからやるってなると、結構大変。時間的にも費用的にもかなりコストをカットできたと思う。ちなみに、こっちでの通常レッスンとオンラインのレッスンの違いってありますか。
EMI:やっぱパシフィックの対面レッスンだと、先生はなんか日本語をしゃべれる。
PACFIC: 先生って僕のこと?
EMI: はい、Yuya先生。イメージとして日本語の中にいて英語を学ぶみたいな感じ。
PACIFIC:うん。
EMI: だから、英語のわかんないとこをしっかり聞けるから、先生に。それがすごいわかりやすかった。あとはやっぱり安心してできる。オンラインだと先生はネイティブで日本語わからないから、なにか伝えるのも必ず英語じゃないと伝わんないから。
AZ: 英語が伸びて良かったことありますか?
EMI: 中学で英語勉強してた時は、英語が一番苦手な科目で。本当に意味わかんないみたいな感じだったんですけど、今は、結構なんか、日本語で考えなくても英語がでるようになったし。あとやっぱりYouTubeとか映画を英語で見てて、それの意味が分かるっていうのは一番感じましたし、楽しい。
PACIFIC: 素晴らしいですね。これって、留学から帰ってきた人が言うやつですからね、普通。忘れてるかもしれないけど、これから出発です(笑)。
AZ: ほんとですねー。私もオンラインやろうかな(笑)。
出発前の意気込み
PACIFIC: 出発が数日後ということで、意気込みを聞いていきます。まず、どこへ行くんでしたっけ?あと、今決まってる時点でのプランで良いので教えてください。
EMI: まずはボストンのFLSの語学学校に行って、そこで高校始まる9月まで勉強して、そこからウィスコンシンのグリーンベイに行って、高校生活が始まる感じです。
PACIFIC: なるほど。なるほど。期待とか不安とか、どうですか?
EMI: なんか、元々アメリカっていう国に期待して行くって決めたから、最初のうちはその期待で全然楽しくていいんですけど、やっぱほんとに行くってなるとその期待と全然違ってたらどうしようとかと思うようになって、それで病んできたので…
AZ&PACIFC: ははは。
EMI: まあそこは考えないことにしようってことにして。だからあんまり深く考えてないっていうか。
PACIFIC: あんまり期待しすぎちゃってもね。
EMI: そう。留学行くって言ったりすると友達がみんなすごい寂しがったりとか。「行っちゃうんですね」みたいな感じになるんですけど、なんか、別にそんなでもなくない?みたいな感じ
PACIFIC: あはは。まあ、数ある選択肢の中からそれを選んだだけっていう気持ち?
EMI: はい。どこにいてもそこで成長できるっていう自信があるので、うん。
PACIFIC: でも周りからしたらでもすごいことです。勇気もいるし。まずそれをやらせてくれる親御さんがいるっていうのはすごく恵まれてることなので、うん。頑張ってきてほしいなと思います。
EMI: はい!
PACIFIC: 高校を向こうで卒業するっていうのをまず目標に行って、その先の未来とかなんかビジョンがありますか?自分の中で。
EMI: 一応最初は高校に行きたいだけしか考えてなかったけど、できれば向こうで大学も行きたい。
PACIFIC: 大学では何勉強したいとかあるんですか?
EMI: 今のところは心理学。向こう行ってからいろいろ変わることもあるのかなとか思ったりしますけど。
PACIFIC: いい大学いっぱいあると思うので、アメリカには。研究の進んでる、特に心理学とかは。ま、いろんな選択肢があると思いますので、楽しみですね。
EMI:はい。
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